■ 抄録・要旨
| 埋立が終了した産業廃棄物処分場を対象に電磁探査を実施したところ、ある位置で非常に電気伝導率の高いスポットが確認された。この原因探索のため重機による開削を行ったところ、深度0.9mに3m×1.5mの鉄板が埋設されているのが確認された。鉄板を除去し埋め戻した後に電磁探査を行ったところ、このスポットは消失した。また、別の位置で確認されたスポットではスチール製の20Lペール缶が複数埋設されていた。
さらに、別の位置では磁化率が非常に高いスポットが確認されたため、同様に開削調査を行ったところ、深度1.3mでグラインダーダストが埋め立てられていたことが確認された。
これらの結果から、電磁探査により電気的・電磁的特性の強い埋設物を高い精度で検出できることが示された。
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